新幹線のお得きっぷで旅しよう!新幹線を安く乗る方法、安いチケットいろいろ
新幹線に安く乗る方法!安く乗るには?お得な割引きっぷの色々
旅行する時に必ず必要になってくる移動手段。には自動車、電車、飛行機、船など選択肢は複数あります。その中でも新幹線は利用しやすい交通手段の一つだと思います。
ですが新幹線には割引がなく定額といった格安旅行には不向きなイメージがありますよね。
今回は、そんな新幹線をお得に乗る方法をご紹介したいと思います。
新幹線について
新幹線の種類には東海道新幹線、山陽新幹線、東北新幹線、北海道新幹線、上越新幹線、北陸新幹線、九州新幹線があります。
座席は路線によって異なりますが基本的には自由席・指定席・グリーン車からなります。
きっぷの発売については席を指定する場合は列車が始発駅を発車する日の1カ月前(前月の同じ日)の10時から駅や旅行会社の窓口で一斉に発売します。
その為、例え旅行会社で早めに予約したとしても確定するのは一ヶ月前となります。料金は一ヶ月前に購入しても当日に購入しても同じ値段になります。
新幹線に安く乗る方法
◾︎回数券
《購入場所》券売機・窓口
《販売枚数》基本6枚綴り
《使用NG期間》繁忙期(ゴールデンウィーク・お盆・年末年始)
《有効期限》ほとんどの新幹線が購入から3ヶ月間
少しでも安く乗りたいのであれば回数券が一番おすすめです。
購入できる場所はJRの窓口や券売機になります。
回数券は東海道や山陽、東北などの各新幹線や東京~新横浜、大阪~東京などの区間によって異なりますが基本6枚綴り1セットとなっています。
また有効期限も設定されていて、購入してから3ヶ月間が大体の回数券の有効期限の為、それまでに使い切る必要があります。
1セットの枚数を期限内に使いきれなさそうであれば回数券は購入しない方がいいでしょう。
どうしてもバラで欲しい場合は金券ショップを覗いてみましょう。意外と欲しい区間の回数券がバラで売っています。
ちなみに回数券は使用できない期間があり、繁忙期と呼ばれるゴールデンウィーク・お盆・年末年始がそれにあたります。
そして気になる割引率ですが通常料金の3~-5%割引となっています。
例えば東海道新幹線で東京-新大阪間に乗車の場合、指定席での通常料金は14,450円になります。指定席を回数券で購入した場合は1枚あたりの値段は13,690円と約5%の割引となります。ちなみに東京-新大阪間の自由席は13,620円で回数券よりも安くなります。
行く場所によっては、回数券よりも自由席の方が安い場合もありますので回数券にするか自由席にするかあらかじめ検討することをオススメします。
◾︎早得きっぷ
《購入場所》電話・窓口・インターネット予約
《販売枚数》必要な枚数から
《購入期間》ほとんどの新幹線が乗車日の21日前〜7日前まで
新幹線の割引きっぷの中で割引率が高いのはこの早特きっぷになります。早期購入限定で大幅に割引になります。各新幹線全区間で適用される訳ではないので、事前に早特きっぷが発売されている区間かは確認が必要です。
またインターネットのみで購入できる早特きっぷもありますのでご注意ください。
割引率はきっぷによって異なりますが10〜35%と幅があります。新幹線によっては最大50%割引になる区間も。
[のぞみ早特往復きっぷ]ですと、山陰地区から東京・横浜へ、在来線特急と新幹線「のぞみ号」の普通車指定席が利用できる往復タイプのきっぷです。
発売席数には限りがあり、利用開始日の21日前~7日前までだけの発売になります。
なお、このきっぷは山陰地区〜東京・横浜限定ですので大阪・名古屋〜東京間などの設定はありません。
出発地から岡山までは在来線を利用し岡山から新幹線を利用するきっぷになるのですが、米子・出雲市〜東京都区内までで30,860円です。通常出雲市〜東京まで行くのに往復37,700円になりますので、約18%の割引になります。
こちらの購入は電話またはみどりの窓口ですることができます。
またインターネットでのみ予約購入できる早特きっぷもあります。
例えば[EX早特]はJR東海のインターネット予約サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」の会員専用の割引きっぷです。東海道・山陽新幹線の主要区間に設定されています。
会員以外の方は利用できませんが、「スマートEX」は無料で会員登録できます。乗車日の3日前まで予約可。割引率は大体11%〜17%程度になります。
予約方法に制限があったり、変更ができなかったり、区間限定、列車限定、座席数限定という制限があったりしますのでご予約の際は事前に確認するようにしてください。
◾︎会員サイト利用
《購入場所》インターネット予約
《販売枚数》必要な枚数から
《購入期間》ほとんどの新幹線が乗車日の21日前〜7日前まで
三つ目の安く新幹線チケットを購入する方法として会員サイトに登録して予約する方法があります。
前述した早特きっぷの[EX予約]も会員サイトを利用したものになりますが、他にも[スーパー早特きっぷ]と呼ばれる14日前までのネット予約で本州方面が片道からおトクな席数限定のネット限定きっぷもあります。
この[スーパー早特きっぷ]はJR西日本の「JR西日本インターネット予約サービスe5489」と「JR九州のインターネット予約サービス」の商品になります。山陽・九州新幹線の新大阪・新神戸・岡山・広島〜小倉・博多・熊本・鹿児島中央などに設定があり、最大で約35%程度安くなり、「のぞみ号」「みずほ号」などが利用できます。
事前に無料会員登録が必要になりますが、登録するだけでお得に新幹線に乗ることができます。
また他の例をあげますと、[こだまスーパー早得きっぷ]と呼ばれる14日前までのネット予約で片道から予約できるネット限定きっぷもあります。
[こだまスーパー早得きっぷ]は「JR西日本インターネット予約サービスe5489」で予約することが出来ます。
新大阪・新神戸〜小倉・博多で設定があり、使用できる新幹線はこだまのみですが片道8,500円で購入することができます。
通常であれば新大阪〜博多まで新幹線でいくと15,000円かかるので約43%程度安く行けることになります。
もちろんきっぷの名前の通りこだましか使用できないため、通常の新幹線より時間がかかります。安く行きたい場合はこちらのきっぷを利用するのがオススメです。
ここまで西日本側のお得なきっぷをご紹介させていただきましたが東日本側はお得なきっぷはないの、と思われるかもしれません。
もちろん東日本側でもお得なきっぷはあります。例えばえきねっと限定割引きっぷの[えきねっとトクだ値]。
こちらはえきねっと会員限定、列車・席数・区間限定のインターネット予約限定のきっぷです。[えきねっとトクだ値]は年末年始だけでなく、お盆の時期、大型連休期間にも使えるので帰省・旅行にも使用することができます。
東北新幹線、北海道新幹線、上越新幹線、北陸新幹線、山形新幹線、秋田新幹線の各線に設定があり、割引率は5〜10%になります。東京~新青森 (はやぶさ利用)を[えきねっとトクだ値]を利用した場合、16,480円になります。通常期の料金は 17,350円になりますので割引率は約5%になります。
えきねっとに関してはもっと安く予約できる[えきねっとお先にトクだ値]もあります。こちらは13日前までに予約で申し込むことができます。
設定区間は[えきねっとトクだ値]と同様に東北新幹線、北海道新幹線、上越新幹線、北陸新幹線、山形新幹線、秋田新幹線の各線にあります。割引率は[えきねっとトクだ値]よりも高く30〜40%になります。
東京~仙台 (やまびこ利用)を[お先にトクだ値]を利用した場合7,070円になります。通常期の料金は10,890円ですので約35%割引になります。[えきねっとトクだ値]よりもお得にきっぷを手に入れることができますね。
但し[えきねっとトクだ値]は繁忙期と呼ばれる年末年始、大型連休の時期など適用外の時期がありますのでご注意ください。
早得きっぷについては販売期間が設定されていたりしますので事前に確認して予約するようにしてください。
うまく活用して安く新幹線で旅行してみましょう。
◾︎株主優待券の活用
安く新幹線に乗る方法として株主優待券を活用する方法もあります。
株主優待券とはその会社の株を所有している人を対象に優待として割引券などをもらうことができます。
ただし、一定数の株を所有する必要があるためなかなかハードルは高いものとなっています。
株主優待券はJR東日本・西日本・東海などがあります。
割引としてはJR東日本は株主優待券を一枚使うと2割引、二枚使うと4割引になります。JR西日本は一枚使うと5割引になります。JR東海は一枚使うと1割引、二枚使うと2割引になります。
こう考えると一番お得なのはJR西日本になりますよね。
ですが注意しなければいけないのは各株主優待券が使用できるのは各JRの営業路線区間でのみになっています。
例えば北陸新幹線には東京~上越妙高間がJR東日本の営業路線となり、上越妙高~金沢間がJR西日本の営業路線となります。よってJR東日本の株主優待割引券を使用して乗車券・特急券・グリーン券(グランクラスを除く。)を購入の際は東京~上越妙高間を株主優待割引、上越妙高~金沢間を無割引として、別々に購入することになります。
この場合、株主優待割引券を利用したことにより、むしろ割高になる場合もありますのでご注意ください。
またどの株主優待券が使用に適しているのかもしっかりとご確認いただいた上でご購入ください。
株主優待券を手に入れるために株を購入するのは負担になってしまうかと思います。
その場合は金券ショップに売っている場合がありますので確認してみましょう。金券ショップで購入する場合は購入金額と割引率を比較して割引になっている場合のみ使用してみてください。
◾︎旅行代理店利用
他にも新幹線をお得に乗る方法として旅行代理店で予約する方法があります。
例えば東海道新幹線の[ぷらっとこだま]では普通車指定席やグリーン車に安く乗ることができます。
[ぷらっとこだま]はJR東海ツアーズが販売していて、インターネット、電話、JR東海ツアーズ各支店、一部のJTB支店・JTB総合提携店で購入することができます。
東京~新大阪の一部区間での設定になり、乗車できるのは「こだま号」のみで更にこだまの中でも乗車できる列車は限定されています。また座席数も限定ですので早めの予約が必要になります。
予約は乗車の一ヶ月前から可能で、JR東海ツアーズの支店まで行けば出発前日まで購入することができます。
購入期限はインターネットの場合は出発5日前まで、電話の場合は出発2日前(支店受け取りの場合は支店休業日を除く)まで購入可能ですが、きっぷの受け取りが郵送希望であれば出発日の5,6日前がリミットになりますのでご注意ください。
1名から予約できるので出張の際に利用するのも便利かと思います。
そして[ぷらっとこだま]はワンドリンク引換券付きになります。JR東海ツアーズ指定の東海キヨスクなど限定になりますが660ml以下のソフトドリンクや350ml以下の缶ビールなどに引き換えることができます。移動の時は飲み物を購入するのでこういうチケットがついていると有難いですよね。
気になる料金なのですが東京・品川~新大阪の通常期では10,500円、繁忙期では12,000円になります。普通に券売機で指定席の乗車券を購入した場合、通常期は14,450円、繁忙期は14,650円になりますので通常期は約27%の割引率、繁忙期は約18%の割引率になります。
通常期で4,000円近く安くなるのは大きいですがこの料金はこだまでの料金になります。こだま号は停車駅が多く、長距離ではとても時間がかかります。そこまで時間に急いでいないのんびり旅の時に使用するのが良いかもしれません。
以上が新幹線を安く乗る方法になります。
いくつか例をあげさせていただきましたがインターネット予約は特にこれ以外にも沢山の割引プランがありますのでぜひ一度調べてみてはいかがでしょうか。
ただし、割引はあっても時間変更ができなかったり、キャンセル不可だったり、一番早い新幹線に乗れなく目的地まで時間がかかるなど制限されている部分もありますので事前にきちんと条件の確認も必要です。
ぜひ新幹線を安く乗る方法を活用しながら楽しい旅行に行ってみてください。