ホーランドアメリカラインで行く世界の船旅・クルーズ旅行の魅力
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ホーランドアメリカラインの魅力
ホーランドアメリカラインはアメリカに本社を構えるクルーズ会社です。傘下にアラスカのホテル会社があることから、アラスカクルーズに強みを持つ会社でもあります。
1 ホーランドアメリカラインの特徴
ホーランドアメリカラインは、全ての船の名前が「○○ダム」という名前で統一されており、船の外観も白と濃紺に彩られ、船内をアンティークや美術品で装飾しているなど古き良き遠洋航海時代の客船を意識しているデザインとなっています。
客船は、ほとんどの物が、5万~6万トン級のスタテンダム級、ロッテルダム級と8万トン級のザイデルダム級、8万6千トンのユーロダム級の3つの大きさに属しています。最近のクルーズ船が大型化している中で、ホーランドアメリカラインは、ゆったりと船内を過ごす事や様々なサービスをスムーズに受けられるようにするため、あえて中型船にこだわり、乗船客数を少なめにしています。
クルーズの日程も短くても 1週間からで長めに設定されています。船内は、ゆったり過ごす事を重視した作りになっており、スタンダードの面積が他社と比較して広めであり、他のクルーズ会社ではミニスィート以上でしかつかないバスタブが、ホーランドアメリカラインでは、もう少し下のランクの部屋でも備えついていることが多いのが魅力となっています。さらにバスローブも各部屋に置かれています。
また、コーニングスダムとニュースタテンダムには、1組5人まで宿泊でき、室内に2つのバスルームがあるオーシャンビューの部屋や1人でクルーズを楽しむ人向けのシングル客室も用意されています。
2 食事について
ホーランドアメリカラインでは、メインダイニング、ビッフェスタイル、軽食を提供する3つの無料レストランがあります。
メインダイニングのメニューは国際的な美食団体ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のメンバーであるカリスマシェフのルディ・ソダミン氏(キュナード、ロイヤルカリビアンと渡り歩いたクルーズ界のスターシェフ)、ジョニー・ボーア氏(「世界のレストラントップ 50」に選ばれたミシュランの三つ星レストラン デ・リブライ(オランダ)の経営者)、デヴィッド・バーク氏(アメリカ版『料理の鉄人』など人気番組にも出演したことで有名)らによって監修されており、5種類のコースから選択できます。また事前にリクエストをすれば、ベジタリアン料理の提供も可能です。
軽食を提供するレストラン、ダイブインでは、ハンバーガーや、ポテト、ホットドッグ、タコスなどを味わうことが出来ます。さらに、素材にこだわる料理を提供するレストラン「ピナクルグリル」やイタリア料理を提供する「カナレット」などの有料レストランもあり、ルームサービスは24時間無料で提供されています。また、メインダイニングでは食事時間は 1st シーティング(17:45からのスタートですが、船によっては17:15からもしくは17:30から)、2nd シーティング(20:00から)、オープンシーティング(食事の時間帯は17:15から21:00までの間で好きな時間帯を予約するシステム)の3 種類から選ぶことができます。
3 子供も楽しめるクルーズ
ホーランドアメリカラインには、Club HALとよばれる3歳から17歳までの子供向けプログラムがあり、どの船もチャイルドケアスタッフが居る中で行われています。プログラムは、Kids (3~7歳)、Tweens (8~12歳)、Teens (13~17歳)にわかれており、ビンゴゲーム、お絵かきやクラフト、パーティー、ゲームなど内容も様々です。参加者はClub HAL Tシャツがもらえます。
4 もしも体調を崩した場合
船内には診療所があり、医師と看護師が乗船しています。この診療所での医療は有料ですが、船酔い薬や痛み止めについてはフロントに御願いすれば無料でもらえます。航海中、診療所で対応できないような急病や怪我の場合には、陸上の医療施設に移送されます。
また、こちらの診療は日本で使っている健康保険の対象外となります。
5 服装について
昼間の船内ではカジュアルな服装で過ごす事が出来ますが、夕方以降の公共の場所ではドレスコードがあり、スマートカジュアルもしくはフォーマルな服装で過ごす事になっています。
ドレスコードについては前の日の夜に配られる船内新聞に翌日のドレスコードが書かれています。スマートカジュアルの基準は、基本的に普段着で大丈夫ですが、メインダイニング、その他の公共の場所では、水着、穴の開いたジーンズ、男性のタンクトップ、スリッパで過ごす事は出来ません。
フォーマルですが、1週間のクルーズで2回程度の割合でフォーマルナイトの日があります。フォーマルナイトの服装の基準は、女性であれば、ワンピース、又はブラウスとスカートやスラックス、男性であればスーツもしくは更にタキシードとなります。
6 日本語対応について
日本人客が多いクルーズには、日本人スタッフが乗船していることが多いですが、日本人客があまり乗船していない場合は必ずしも日本人スタッフが乗船しているとは限りません。しかし、船のスタッフは世界のあらゆる国から乗船してくる様々な言語を話す乗客に接しているので、言語に関係なく、困ったときなどは丁寧に対応してくれます。
7 クルーズ代金に含まれるもの
ホーランドアメリカラインのクルーズ代金に含まれているのは、航海運賃、キャビン宿泊料、食事代、エンターテイメントプログラム(劇場、レクリエーションなど)、プール、フィットネスクラブ、図書室などです。
クルーズ代金に含まれないものは、特別レストランでの食事、バー・ラウンジ・レストランなどで注文された飲み物代、オプショナルツアー、ランドリーサービス、医療費、通信費、ショッピング、写真、カジノ、マッサージ、チップ、美容室などです。
チップはお一人様一日あたり$13.5(スイート以上の客室については$15)で、精算時に自動的に加算されます。さらに、バー及び食事の際の飲酒代には 15% のサービス料が自動的に加算されます。
8 船での過ごし方
ホーランドアメリカラインでは、様々なエンターテイメントプログラムが用意されています。
夜はミュージカル、クラシックやピアノのなどのステージが開催されます。
音楽以外にもアメリカで名物料理番組として人気の『アメリカズテストキッチン』と協力し、ホーランドアメリカラインだけの特別なライブ料理ショーも開催されています。ショー以外にはパソコン教室や講演会なども行われています。
また船ではプールや最新型フィットネスマシーンもあるフィットネスセンターで身体を動かすこともできます。
9 船内での支払いについて
船内では船にチェックインしたときに作成するクルーズカードが支払い手段になります。このクルーズカードは、乗下船するときの身分証明書や客室のルームキーも兼ねています。このクルーズカードにクレジットカードの番号を登録し、クルーズカードがクレジットカードの代わりとなるのです。
ホーランドアメリカラインのクルーズカードに登録できるクレジットカードは、VISA、マスター、アメリカンエクスプレスです。クレジットカードを登録しない場合は、$60の現金(トラベラーズチェックも可能)がデポジットとして求められます。なお、船内の通貨はUSドルで、日本円は使用できません。
下船するときにデポジットとの差額は精算されます。
10 リピーター向け特典
ホーランドアメリカラインでは、リピーター向けのプログラムがあります。このプログラムは乗船日数に応じて5つのランクにわかれています。特別なグッズのプレゼントやスパークリングワインのプレゼントをはじめ、一番上のランク(500日以上の乗船)になるとピナクルグリルで2回の無料ディナーのプレゼントなどがあります。
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